自分に納得していれば他力本願思考は無くなる

Σ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｰﾝ

エルメスのバッグが偽物だった・・かもしれないというお話。

先ほど、だいぶ使い込んでくたびれたエルメスバッグをオフハウスに売りに行ったら

『150円です。』と言われた。

『いやいやいや。嘘でしょ。エルメスよ？』

半ば失笑気味に、こんな表情になった私。➡(ﾟ∀ﾟ)

いくら使い込んでいるったってさ、まだ全然使えるよね。

『あ、なーるほど。店員さんエルメスって気付かなかったね。』

150円ではさすがにちょっと・・と思い、一旦引き取り、別のブランド買い取り専門店に行ってみた。

専門家にみてもらわなきゃね。

と思って店内へ。

関西弁の店員さんに差し出し、鑑定する間しばしの待ち時間。

・・戻ってきた店員さん一言。

『うちでは申し訳ないのですが買い取れません。』と。

ええっ！なぜ？！

『本来あるはずのエルメスの刻印がどこにも見当たらないのです。』とのこのと。

ええーっ！

ボタンのところにエルメスって印字されているし、オーストラリアの正規店で買ったのですが？！

『・・申し訳ありません。レーザーを当ててよく見たのですがどこにもないのですよ。』

待ってよ・・。嘘でしょう・・。

落ち込む私に店員さんの助け舟。

『うちの規定では買取できないのですが、他のところでは買い取ってくれるかもしれません。この先に○○という買取のブティックがあるので行ってみてはいかがでしょう？』

はい。行きます！

速攻ブティックへ！！！！

人生初のブティックよ。

お洒落なオーナーと思われる貴婦人がご丁寧に白手袋して鑑定してくださいました。

しばし待たされ、店内を物色。

戻ってきた貴婦人オーナーの一言。

『申し訳ありません・・』

やっぱりか！！！！Σ(￣ロ￣lll)

先ほどの大阪人店員さんと同じく『刻印が無い』とのこと。

オーストラリアの〜正規店で〜(´；ω；`)と性懲りもなく同じ言葉を発するも・・

『たまにあるのですよ。他のお客様でも同じような方がいらっしゃいました。』

そうですか・・。

偽物ってことですか？？

『そうとも言い切れないのですが‥。買取はできません。』

はぁ〜。。。

エルメスだと思っていたのに。

数十万もしたのに。

一生懸命お金貯めて買ったのに。

偽物だったなんて。

買取されずに再び私の元に戻った偽エルメスバッグは自転車の前かごに入れられ、ガタガタ揺れながら私の不穏な空気と共に家路に着きました。

偽物だと知って分かったのは『エルメスを持つ自分』に酔いしれていたということ。

このバッグを見てノーブランドで数十万だったら絶対買わない。

『エルメス』という名前に付加価値があって、そこに私はお金を払っていたのだと、今さらながら気づきましたね。

そして今そのブランドに興味が無くなっているのも事実。

だから手放そうと思ったし、当時購入した私はブランドの力を借りて、自分の価値を高めようとしていたことにも気付いた。

偽エルメスで思うところたくさんあった一件でした。